J:COM 30th ANNIVERSARY

ニュースリリース

企業情報ニュースリリース

2017年4月3日

株式会社ジュピターテレコム

2017年度 入社式挨拶

  • 本資料は、本日行われた㈱ジュピターテレコム(J:COM)入社式での社長挨拶の抜粋です

新入社員の皆さん、入社おめでとうございます。

本日、こうして新入社員の皆さん135名をお迎えできましたことは、このうえない喜びです。役職員を代表し、皆さんを心より歓迎します。
社会人としての一歩を踏み出すにあたり、今、胸に抱いている希望や目標をこれからの社会人生活の中でも忘れず、その実現に向けて日々努力を重ねていただければと思います。皆さんの新たな門出をお祝いするとともに、社会人としての、そしてJ:COMファミリーの一員としての心構えをお話しします。

業界環境について】

放送・通信業界では、従来のビジネスモデルとは異なる新たなプレイヤーが続々と参入しており、我々を取り巻く競争環境は激化の一途をたどっています。
当社は、ケーブルテレビ業界のリーディングカンパニーとして、1995年の創業以来お客さまや地域・コミュニティとの絆を大切に培い、これまで成長を続けてきました。日々刻々と変化する外部環境の中、当社が更に成長し続けていくためには、そのような「絆」をもっと太くしていくこと、お客さまに"もっと、心に響くサービス“を提供していくことが、大切です。

最近の当社の状況】

当社では、従来のケーブルテレビ・インターネット・固定電話の3サービスに加え、新たに「モバイル」や「電力小売り」サービスも開始し、5サービス体制が本格稼働しています。これは、お客さまの暮らしに役立つ様々なサービスを“ワンストップ”で提供し、「生活になくてはならないJ:COM」を目指すという、「J:COM Everywhere」構想にもとづく取り組みです。
この構想の一環として、関西エリアでは4月1日より「J:COM ガス supplied by 大阪ガス」の提供も開始しています。

テレビサービスについても様々な強化策を進めています。プロ野球などの人気コンテンツを、スマートフォンやタブレットでライブ視聴できる「マルチデバイス配信」も増やしているほか、昨年は「リオデジャネイロオリンピック」のコミュニティチャンネルでの初の放送を成功させました。また、当社が運営する各チャンネルにおいても、魅力あるコンテンツの強化に注力しています。最近「テレビ離れ」とか「多チャンネル停滞」などと言われますが、これは視聴方法が変化していることが主因であり、コンテンツ自体への関心が低くなっているというわけではないと考えています。そういったお客さまのニーズや行動の変化を客観的にとらえ、映像コンテンツの提供方法を工夫したり、コンテンツの魅力を従来以上に発信する方法を検討したりすることが重要です。そうすることで、新たなマーケットを創造できると信じています。

ケーブルテレビ事業やメディア事業に加え、昨年3月には通販会社である「ショップチャンネル」に資本参加しました。この分野はECへの取り組みなどにより今後も成長が期待できる分野ですが、いよいよ今年度から、J:COMとショップチャンネルの連携強化、ECへの本格参入等、新しい挑戦をしかけていく予定です。

こうした挑戦を実現させるには、「人財」が第一です。J:COMは「人財こそが競争力の源泉」との認識のもと、研修や人材育成に積極的に取り組んでいますが、近年「ダイバーシティ」に特に注力し、ワークライフバランスの推進とともに、女性や障がい者など多様な人財が活躍できるよう、様々な環境整備を進めています。
変化をチャンスと捉え、果敢に新しいビジネスにチャレンジしていくことが、当社の成長にとって非常に重要です。当社がお客さまにとって必要不可欠であり唯一無二の存在になれるよう、今年度も一層アグレッシブに事業を展開し、当社自身の持続的な成長をはかっていく方針です。

新入社員の皆さんに期待すること】

J:COMの一員としてスタートを切る皆さんに、心していただきたいことは沢山ありますが、今日は、次の3つをお話しておきたいと思います。

1つ目は、先ほどから話に触れていますが、お客さま、地域・コミュニティは、当社にとって第一義的なものであることを頭に叩き込んでください。そして、このような考えは、当社の企業理念、すなわち、「もっと、心に響かせよう。もっと、暮らしを支えよう。明日を、未来を、拓いていこう。」にしっかりと結びついています。企業理念とは、企業が事業活動を行う意義・目的を示したものであり、社員にとって仕事をする上での原点であります。J:COMの存在意義・使命である理念を役職員全員で共有し、未来に向けて一丸となって成長していくための「基礎・土台」とするものです。
今日からJ:COMの一員という自覚を持ち、常に企業理念を念頭に置きながら行動していただきたいと思います。

2つ目は、仕事に対する姿勢です。皆さんにはこれから配属先で様々な仕事を担当することになりますが、どんな仕事でも、当事者意識を持って徹底して取り組むことが大切です。疑問に思ったことは積極的に上司に尋ね、受け身にならず、自ら学ぶ気持ちで取り組みましょう。J:COMでは基本姿勢として、CHANGE(変革)、CHALLENGE(挑戦)、CREATE(創造)を掲げ、「挑戦した結果の失敗は勲章」「挑戦しないことをはずべきこと」という文化・風土があります。皆さんは、この3語をしっかり胸に刻み、情熱を持って失敗を恐れず果敢にチャレンジする気概を持っていただきたいと思います。そして、どんな仕事の先にも常にお客さまがいる、ということを忘れないようにしてください。お客さまの声を誠実かつ謙虚に聞き、理解すると同時に、自分の価値観だけでなく顧客目線に立って考え行動することが、J:COMブランド全体の強化にもつながります。

最後の3つ目は、皆さんには、いつも感謝の気持ちを持ち、謙虚さを忘れないで欲しいと思っています。今まで育ててくれた両親、家族、そして成長を助けてくれた先生、友人等皆さんを囲む沢山の方々に対する感謝の気持ちを持ってほしいし、これから接していく上司、同僚、さらには社外の方々に対しても、「感謝」「謙虚」な気持ちを持ってもらいたいということです。人間は一人では何もできませんが、周囲の人たちの協力を得ながら、助け合いながら、はじめて偉大なことを成し遂げることができます。そのようなことを達成するためには、常に「感謝」と「謙虚」の気持ちを持つことが大切です。

当社は、放送・映像コンテンツ事業、通信事業、電力事業、通販事業を持つ非常にユニークな事業体かつ成長ポテンシャルがある企業です。皆さんに与えられたフィールドは広大で、幅広い業務を経験する中で多くのスキルを身に付けることができる環境です。大きな舞台で皆さんそれぞれの個性を存分に発揮し、お互いに切磋琢磨し、自分の夢の実現と会社の発展のためにベストを尽くして下さい。人間は諦めた時点で成長が止まります。チャレンジした数だけ成功の道が開けます。一度しかない人生を大切に、力いっぱい生きて、会社と共に成長を実感していただきたいと思います。

最後になりましたが、これから皆さんの生活環境も大きく変わってくるものと思います。健康には十分留意してください。
皆さん一人ひとりの成長が、当社の成長の強い基盤となることを心から期待して、皆さんへのお祝いの挨拶とします。頑張ってください。

株式会社ジュピターテレコム
取締役社長
井村 公彦

ジュピターテレコムについて

http://www.jcom.co.jp/

株式会社ジュピターテレコム(J:COM、本社:東京都千代田区)は、1995年に設立された国内最大手のケーブルテレビ事業・番組供給事業統括運営会社です。ケーブルテレビ事業は、札幌、仙台、関東、関西、九州・山口エリアの28社75局を通じて約528万世帯のお客さまにケーブルテレビ、高速インターネット接続、電話、モバイル、電力等のサービスを提供しています。ホームパス世帯(敷設工事が済み、いつでも加入いただける世帯)は約2,113万世帯です。番組供給事業においては、17の専門チャンネルに出資及び運営を行い、ケーブルテレビ、衛星放送、IP マルチキャスト放送等への番組供給を中心としたコンテンツ事業を統括しています。
※上記世帯数は2016年12月末現在の数字です。

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