2024年度 入社式社長挨拶

2024年4月1日
JCOM株式会社

新入社員の皆さん、ご入社おめでとうございます。

本日こうして157名の新入社員の皆さんと入社式を開催出来ましたことをまず大変うれしく思います。
本日は、皆さんがこれからの新たな人生の一歩を踏み出す記念すべき日です。当社を代表して、皆さんを心より歓迎いたします。

今年度社会人となる方の多くは、大学入学と同時に新型コロナウイルスが猛威を振るい、授業のオンライン化や課外活動の制限など、さまざまな影響を受けたことと思います。
当社においても、新入社員研修をリモートで実施しなければならない時期があり、「同期の顔も分からない」という状況にもなりました。企業としてもリモートワークの普及等により働き方が多様化していますが、人との繋がりは仕事をする上で大切な要素であり、皆さんもこの研修を通じて、是非同期としての絆を深めてもらいたいと思います。

さて、ここから、社会人として、新たなスタートを切る皆さんに、ぜひ心にとどめておいていただきたいことをお話ししたいと思います。

一つ目は、「社会人としての覚悟」についてです。
皆さんは就職活動の中で出会った数ある企業の中から、縁あって当社への入社を決められました。まずは皆さんが決めた選択に対して「覚悟」を持って、目の前の研修と配属先での業務に一生懸命に取り組んでいただきたいと思います。「社会人になる」ということは、仕事をして、成果を出して、お金をもらって生きていく、という事です。一人ひとりが、プロの仕事人として、自分の業務に取り組んでいくことが重要です。
これから取り組む仕事は、いつも思い通りになる訳では無いですし、むしろ上手くいかないことの方が多いと思います。皆さんがそうした壁に直面したときに、それを乗り越えられるよう、当社の上司や先輩方は、さまざまなサポートをしてくれると思いますが、いくら周りがサポートしても、本人にその「覚悟」が無ければ乗り越えるのは難しいものです。
また、この「覚悟」は、他の企業でもどんな業種でも、働く上では必要な普遍的なことだと思います。これが今日社会人としての第一歩をスタートする皆さんにまずお伝えしたいことです。

二つ目は、「企業理念」についてです。
当社の事業は、お客さまのお役に立てる、楽しんでいただける商品・サービスを作り出し、サポートも含めてご提供することで、お客さまに料金をお支払いいただいて成り立っています。
放送・通信・コンテンツ業界では、AIをはじめとする技術の進歩や市場環境の変化が激しく、変化にレジリエントに対応していかなければ生き残れません。そういった変化に臨機応変に対応しながらも、変わらずお客さまからのご支持をいただき、持続的に成長していくためには、我々は何のために存在し、お客さまにどういった価値をご提供していくのか、という企業の存在意義や考え方の「軸」を持っておく必要があります。
それが、企業理念です。当社の企業理念は「もっと、心に響かせよう。もっと、暮らしを支えよう。明日を、未来を、拓いていこう。」というパーパス型のメッセージとなっており、当社がお客さまや社会にどう働きかけていきたいか、ということを示しています。
皆さんも、企業理念について、これからの研修においてしっかり学んでいただきたいと考えています。

以上が心に留めておいていただきたいことです。

最後に、先ほど社会人としての覚悟という、少し厳しい話をしましたが、仕事は何も苦行ではないので、常に苦しい思いをしながら頑張らなければならない、ということではありません。長い社会人人生ですので、仕事の中に常にやりがいや没頭できることなどを見つけて、楽しく仕事をする、ということも大事なことです。
それは、自分自身の成長であったり、世の中に貢献するテーマであったり、社内外の人との交流であったり、人それぞれで良いと思いますが、仕事で成果を出す人は、仕事の中にそうした楽しみを見出すことが上手な人が多いと思います。

皆さんも、仕事を楽しむ魅力的なプロフェッショナルになれるよう、世の中や市場の変化を捉え、自ら学び、成長を追求する人となるように心掛けてください。

皆さんの活躍と成長を心より期待して、私のご挨拶とさせていただきます。

JCOM株式会社
代表取締役社長 岩木陽一