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ニュースリリース

海外FAST向けチャンネル運用サービスの提供について

2025年12月2日
JCOM株式会社


JCOM株式会社(J:COM、本社:東京都千代田区、代表取締役社長:岩木 陽一)は、海外FAST(無料広告型ストリーミングテレビ)向けチャンネル運用サービスの提供を2025年9月から開始しています。第一弾として、J:COMグループが運営するゴルフ専門チャンネル「ゴルフネットワーク」のコンテンツを、米国のスポーツ専門FASTプラットフォーム 「Free Live Sports」及び「UMAXX」にて配信しています。放送事業で培ってきた30年の実績や経験を生かし、海外における新たな市場開拓に取り組んでまいります。

<「Free Live Sports」の配信画面>

■ FASTとは
FAST(Free Ad-supported Streaming Television)は、無料で利用できる広告型ストリーミングテレビサービスです。海外では、スマートTVを中心に急速に普及しており、北米やアジア地域では従来のテレビ放送に近い形式の新しい視聴スタイルとして注目を集めています。リアルタイム視聴が可能で、地上波放送同様に番組の途中で広告が入るため、無料で楽しめる点が特徴です。

■海外FAST向けチャンネル運用サービス提供の狙い・背景
さらなる拡大が期待される海外市場への参入を通じ、新たな成長機会の獲得を目指します。
これまでのチャンネル運営で得た知見を基盤とし、自社コンテンツに加え、国内のIPホルダーやチャンネル事業者と連携することで、日本文化の発信を通じた新たな価値の創出に取り組んでまいります。

■ 海外FAST向けチャンネル運用サービス提供のポイント
・生成AI活用とクラウドプレイアウトシステム導入による効率化
日本語のコンテンツを海外に提供するため、生成AIを活用した吹替制作を導入しています。生成AIを活用することで翻訳・吹替時間の短縮と効率化につなげています。さらに、放送スケジュールに基づく配信管理体制にはクラウド対応のプレイアウトシステムを導入し、柔軟性の向上と運営コストの削減を図っています。

・柔軟な運用体制と戦略的なグローバル展開
コンテンツのジャンルやターゲット地域、プラットフォームごとの特性を踏まえ、提携企業やシステムを柔軟に組み合わせることで、海外展開を効率よく幅広く進める体制を構築しています。この取り組みにより、世界中の多様な海外FASTプラットフォームへの配信を推進し、持続可能なグローバル展開戦略を進めてまいります。

■今後について
今後は、海外FAST市場の需要や視聴者ニーズに応じたコンテンツ提供を拡充するとともに、J:COMグループ内外のチャンネル事業者と連携し、日本の良質なコンテンツを継続的かつ多面的に展開してまいります。日本のコンテンツホルダーと海外市場を結びつける架け橋となり、日本文化の魅力をより多くの視聴者に届けてまいります。

J:COMのサステナビリティ
J:COMでは、事業活動を通じたサステナビリティ経営を推進しています。お客さまの豊かな「暮らし」を支える企業として、持続的な「地域社会」へ貢献を行い、その土台である「地球環境」と関わるすべての「人」を対象として、4つのマテリアリティと、さらに具体化した12のサブマテリアリティを2023年度に再設定しました

<本事業と関連するマテリアリティ>

マテリアリティ:「心地よく心を動かすサービスの提供と企業価値の向上」
サブマテリアリティ:「豊かなエンタテインメントの提供」

専門チャンネルを通じて多彩なコンテンツをお届けするとともに、映画・テレビアニメの企画制作・イベント企画運営などあらゆるエンタテインメントを時間や場所を問わずシームレスにお届けし、心を動かす体験をお客さまと共有します。


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