ニュースリリース
2010年4月1日
株式会社ジュピターテレコム
2010年度入社式によせて
株式会社ジュピターテレコム(J:COM、本社:東京都千代田区、代表取締役社長:森泉知行)は4月1日、入社式を行い、235人の新入社員を迎えました。
入社式での社長挨拶の要旨を以下の通りお知らせします。
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入社式 社長挨拶(要旨)
入社おめでとうございます。たくさんの企業がある中で、皆さんがJ:COMを選択してくれたことを嬉しく思います。
<プラスの変化>
皆さんは昨年10月の当社内定式に出席されたと思いますが、その頃のJ:COMと今のJ:COMとは全く違います。ご承知の通り大株主が変わるという変化がありました。今までは、住友商事とリバティ・グローバルの合弁会社である、住商/エルジーアイ・スーパー・メディア・エルピーという会社が筆頭株主でしたが、今日現在はKDDIが大株主となっています。いま実施されている住友商事のTOB(公開買付け)が予定どおり完了すれば、4月中旬には筆頭株主が住友商事、2番目の大株主がKDDIという体制になると見込まれています。
今回新たにKDDIが株主に加わったことは、当社のビジネスにとって企業価値向上のチャンスである考えています。企業同士の最も効果的な提携とは、お互いが持ちえていないものを補い合えることです。その点、KDDIとのアライアンスは最良と考えます。J:COMは、各家庭まで直接ケーブルでつながって放送・通信の様々なサービスを、いわゆる「固定系」ネットワークで提供しています。一方KDDIは、携帯電話や無線サービスといった「モバイル(移動系)」サービスを提供されています。両社の特性をうまく組み合わせれば、例えばFMC (Fixed Mobile Convergence)を実現するなど今後の可能性は大きく広がります。
皆さんもご承知のとおり、放送・通信業界は大きく変化しており、当社を取り巻く環境は厳しさを増しています。しかし競争のないところに成長はありません。これは会社にとっても皆さんにとってもプラスだと考えてほしい。この変化や厳しさをチャンスと考えるタフな心構えが要求されます。
<仕事を楽しむ>
J:COMには1万人を超える社員がいますが、私は人間の能力にはさほど大差はないと思います。大切なのは、仕事に対してどういう気持ちで向かい合うかという姿勢です。仕事をする上では、当然苦労もありますし、つらいこともありますが、受身ではなく自らが積極的に関わり、アイディアを出し工夫をすることで、結果が変わってきます。
これから皆さんは、研修を経て現場に配属されるわけですが、上司や先輩から言われたことをただこなすのではなく、自分なりの考えを持ち、意見を述べ、新入社員であっても、将来の幹部としての気構えを持って仕事をされることを期待したい。仕事も楽しみ、自分を成長させていってほしいと思います。
<社会人としての心構え>
最後に、社会人としての基本的な心構えについてお話します。
一つ目は、常に新しいことを学ぶという謙虚な姿勢で臨んでほしいということです。二つ目は、上場企業の社員としての自覚と、自尊心を持って行動してほしいということです。三つ目は大変基本的なことではありますが、挨拶の大切さです。挨拶はコミュニケーションの第一歩であり、お互いの気持ちを前向きにし、仕事を円滑に進める潤滑油です。我々はお客さまにサービスを提供する会社であり、これらの基本ができてこそ、お客さまに信頼していただけることを、この機会にしっかりと胸に刻んでください。
今日から同じ会社の仲間として、一緒に頑張っていきましょう。
本日は、おめでとうございます。
ジュピターテレコムについてhttp://www.jcom.co.jp/
株式会社ジュピターテレコム(本社:東京都千代田区)は、1995年に設立された国内最大手のケーブルテレビ局・番組供給事業統括運営会社です。ケーブルテレビ事業は、札幌、仙台、関東、関西、九州エリアの23社48局を通じて約329万世帯(2010年2月末現在)のお客さまにケーブルテレビ、高速インターネット接続、固定電話、移動体通信の4サービスを提供しています。ホームパス世帯(敷設工事が済み、いつでも加入いただける世帯)は約1,272万世帯(2010年2月末現在)です。番組供給事業においては、17の専門チャンネルに出資及び運営を行い、ケーブルテレビ、衛星放送、IPマルチキャスト放送等への番組供給を中心としたコンテンツ事業を統括しています。ジャスダック証券取引所に上場しています(コード番号: 4817)。