ニュースリリース
2016年1月4日
株式会社ジュピターテレコム
2016年 年頭所感
(本資料は、ジュピターテレコム会長:佐々木 新一、社長:牧 俊夫の社員向け年頭挨拶の抜粋です)
新年あけましておめでとうございます。2016年の年頭所感を申し上げます。
2015年は、NTT東西による光卸サービスの開始やネットフリックスの上陸など、ケーブル業界全体に影響する様々な出来事がありました。当社においては、旧JCNとの統合が完了したほか、4Kサービスにおいては4K-VODの商用サービス開始や日本ケーブルテレビ連盟が主体となってスタートした「ケーブル4K」の開局など、4Kサービスの幅が大きく広がった1年となりました。また、「J:COM MOBILE」の提供開始や、昨年末に発表したショップチャンネルへの資本参加、および「リオデジャネイロオリンピック」のコミュニティチャンネルでの放送決定など、当社の今後を大きく左右する重要なトピックスもありました。
2016年は「引き続き天王山の戦い」
昨年、旧JCN統合が完了したことで、当社は名実ともに業界最大手のケーブルテレビ会社となりました。社会的責任は一層強まり、業界のリーティングカンパニーとして、業界をけん引していかなければならないと強く感じています。
また、“異次元の競争”の時代に突入した今、この激戦に挑むためにはJ:COMならではの強みを最大限活かしていくことが必須となります。コンペティターに対抗していくためには、J:COMの強みである「総合性」「地域性」「双方向性」を武器に、さらなる顧客創造を図っていくことが重要と認識しています。具体的には以下について力を入れていきます。
1.総合力を最大限活かし、生活に欠かせないサービス事業者へ
昨年開始した「J:COM MOBILE」に続き、今年の4月にはいよいよ電力小売りサービスの開始が予定されています。これにより、従来J:COMが提供してきた多チャンネル、インターネット、電話サービスとの5サービスのバンドル化が本格稼働します。この総合力を活かし、お客さまへのサービスの多様化を図っていきます。お客さまの幅広いニーズにお応えし、J:COMが目指す、生活に欠かせないサービス事業者としての地位の確立を目指します。
2.地域との更なる関係強化と地域一番のインフラを目指す
昨年、地域力の強化および地域との融合を図るべく組織改編を行い、「地域メディア本部」を新設しました。地域との絆を強め、地域メディアとしてきめ細やかな情報を提供していくことが、結果として我々の総合力も高めることになると思っています。
また、双方向性の面では、ネットワークの強化を引き続き推進していきます。お客さまのニーズに応えるサービスを提供し、お客さまから信頼される地域一番のインフラにしていきたいと思います。
3.4Kサービスは引き続き強化。オリジナルコンテンツもさらに拡充
4Kサービスについては、引き続き業界を挙げて取り組んでいくべき重点テーマです。4K普及の鍵は魅力あるコンテンツであり、J:COMはオリジナル4Kコンテンツを積極的に制作し、業界にも貢献していきます。
4.メディアコンテンツはスポーツを強化、視聴者ターゲットも明確に
動画配信市場は、ネットフリックスをはじめとした様々なプレイヤーにより競争は激化の一途をたどっています。我々を取り巻く市場は変化していることを認識しなければなりません。優良なコンテンツの確保はもちろんのこと、コンテンツについての視聴者ターゲットを明確化して訴求していくことが非常に重要です。当社の強みは、ライブコンテンツを配信できるということです。特にスポーツのライブコンテンツは想像以上にお客さまに響いています。スポーツコンテンツを強化していくことは、J:COMのブランド力向上につながり、メディアを提供する事業者としてのコンテンツバリューチェーンの確立へとつながると確信しています。
5.コミュニティチャンネルの新たな挑戦、「リオデジャネイロオリンピック」放送
昨年末に、コミュニティチャンネル「J:COMテレビ」での「リオデジャネイロオリンピック」放送についてお伝えしました。これまでNHKや民放地上波が放送してきた中、ケーブルテレビで放送できることになったことは、J:COMにとって大変意義のある画期的な取り組みです。放送できる競技は限定的ではありますが、これによりコミュニティチャンネルのメディア価値はさらに大きくなるでしょう。ケーブルテレビ事業者であるJ:COMとしてお客さまの心に響くサービスが提供できるよう、この「リオデジャネイロオリンピック」放送をぜひ成功させたいと思っています。
人間力と組織力を高め、一丸となって将来を拓いていこう
今年は申年です。申年は「悪いことが去る」など良いことや幸せがやってくる年と言われています。業界全体ではますます競争激化が進み、当社が将来に向かって更に成長できるか、衰退するかの分かれ道である「天王山」の戦いであることに変わりはありませんが、J:COMの将来に向かって人間力を高め、強い意志を持ち、一丸となって、この戦いに勝ち抜きましょう。
2016年1月
株式会社ジュピターテレコム
- 代表取締役会長
- 佐々木 新一
- 代表取締役社長
- 牧 俊夫
ジュピターテレコムについて
株式会社ジュピターテレコム(本社:東京都千代田区)は、1995年に設立された国内最大手のケーブルテレビ事業・番組供給事業統括運営会社です。ケーブルテレビ事業は、札幌、仙台、関東、関西、九州・山口エリアの29社74局を通じて約498万世帯のお客さまにケーブルテレビ、高速インターネット接続、電話、モバイル等のサービスを提供しています。ホームパス世帯(敷設工事が済み、いつでも加入いただける世帯)は約1,955万世帯です。番組供給事業においては、17の専門チャンネルに出資及び運営を行い、ケーブルテレビ、衛星放送、IP マルチキャスト放送等への番組供給を中心としたコンテンツ事業を統括しています。
※上記世帯数は2015年9月末現在の数字です。